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ネズミは「超音波」で撃退できる?効果の実態と正しい使い方を専門家が解説
- ネズミ駆除の豆知識
- 2019.11.30

「ネズミを追い出すグッズっていろいろあるけど、超音波って何?」
「超音波って効果あるの?安全なの?」
ネズミ対策グッズには種類があり、それぞれに異なる原理でネズミを追い出します。
その中の一つに「超音波」を利用したネズミ対策グッズがあるのですが、超音波は、あまり馴染みのない手段でどれだけ効果があるのか、住人やペットに危害は及ばないのか気になるところでしょう。
この記事では、超音波を使ったネズミ対策の効果などについて解説します。
なお、「自分で対処するのは不安」「超音波グッズでは対処できなかった」とお悩みの方は、全国対応・見積もり無料のネズミ駆除専門業者「ネズミメンテナンス」にお気軽にご連絡ください。
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目次
ネズミに超音波は効く?【結論:一時的な効果はあるが完全駆除は難しい】

結論、超音波にはネズミへの一時的な忌避効果が認められています。しかし、ネズミは数日で超音波に慣れてしまうため、超音波だけで完全駆除するのはむずかしいのが実情です。
ここでは以下の項目に沿って、超音波ネズミ駆除器の仕組みと限界を詳しく説明します。
- 超音波ネズミ駆除器の仕組み|人には聞こえない音でネズミを追い出す
- 超音波の効果は一時的|研究データでは3〜4日でネズミが慣れる
- プロの駆除業者が超音波を使わない理由
超音波を設置したにもかかわらず、すぐにネズミが戻ってきた場合は、根本的な対策が必要です。ネズミメンテナンスでは無料相談を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
超音波ネズミ駆除器の仕組み|人には聞こえない音でネズミを追い出す
超音波ネズミ駆除器は、人間の耳には聞こえない高周波数の音を発し続け、ネズミを不快にさせることで追い出す仕組みです。
人間の可聴域が20Hz〜20,000Hz(20kHz)であるのに対し、ネズミは200Hz〜68,000Hz(68kHz)の音を聞き取れます。
超音波ネズミ駆除器は可聴域の差を利用して、25kHz〜50kHz帯の超音波を大音量で放射し、ネズミだけに強い不快感とストレスを与えます。
機器内部の「圧電素子」と呼ばれる部品が電気的に振動することで超音波を生成しており、コンセントや電池につなぐだけで使用可能です。
超音波ネズミ駆除器は、薬剤を一切使用しないため、赤ちゃんや犬・猫がいる家庭でも安全に設置できる点がメリットです。
超音波の効果は一時的|研究データでは3〜4日でネズミが慣れる
超音波には初日こそ効果が見られますが、数日後には効果が消えることが研究で明らかになっています。
2004年にBSI生物科学研究所が実施した「クマネズミとドブネズミに対する超音波防鼠器の効力試験」では、被験ネズミから多少の防除効果が認められました。
しかし、3〜4日で超音波に慣れ、普段通りの行動に戻って繁殖まで始めたとされています。
本実験で使われた装置は、周波数が自動で切り替わるタイプの高機能な製品です。つまり、上位機種を使っても、結果は変わらなかったと判断できます。
ネズミは学習能力が高く、「この音が出ていても身に危険はない」と認識した時点から、超音波が鳴っている場所に臆せず出入りするのが特徴です。
超音波は短期間の応急処置としては有効ですが、根本解決の手段にはなりません。
参考:BSI生物科学研究所|クマネズミとドブネズミに対する超音波防鼠器の効力試験
プロの駆除業者が超音波を使わない理由
ネズミメンテナンスを含む、多くのプロ駆除業者は超音波を主要な駆除手段として採用していないのが一般的です。プロが採用しない理由は「慣れ」の問題だけではありません。
住宅でネズミ被害が多く発生するのは、天井裏・壁の中・床下などの場所です。ところが超音波は障害物があると遮断されるため、そもそもネズミが潜んでいる場所に届きません。
超音波器を壁の内部に設置しようとすれば、大規模な工事が必要になります。
東京都保健医療局も公式見解として「実用的には評価はまちまちであり、また仮に効果がある場合でも絶対ではない。総合的に見ると実用効果については否定的な意見のほうが多い」と発表しています。
プロが行う根本駆除では、侵入経路の封鎖・捕獲・消毒と複合的な手順を踏むため、超音波だけで対応できる範囲とは大きく異なります。
なお、プロが行うネズミ駆除の方法を知りたい方は、以下の記事をあわせてご覧ください。
超音波を使ったネズミ駆除には効果が出にくい4つの理由

超音波を使ったネズミ対策の効果の是非は、「あるともいえるし、ないともいえる」と、少しあいまいな話になります。
ここでは、効果が出にくいとされる4つの理由を解説します。
- 超音波は壁や家具を通過できず死角が生まれる
- ネズミの学習能力が高く数日で超音波に慣れてしまう
- 安価な製品では音圧・周波数が不十分なケースがある
- 設置場所や使い方が適切でない
①超音波は壁や家具を通過できず死角が生まれる
超音波は「直進性」の高い音波です。発生源から離れるほど届く範囲が限られ、壁・ドア・家具などの障害物にぶつかると跳ね返り、裏側には音が届かないのが特徴です。
一般的な家屋は部屋ごとに壁で仕切られているため、一台の超音波器では一室分のスペースしかカバーできません。
天井裏や壁の中のように超音波器を直接置けない場所は、そもそも設置できない完全な死角となります。
また、断熱材や布製品などの柔らかい素材は、超音波を吸収する性質を持ちます。断熱材が多い屋根裏に設置した場合、有効範囲はカタログ値を大きく下回るケースも珍しくありません。
「超音波ネズミ駆除器を設置したのに効かない」と感じる原因の多くは、こうした死角の問題にあります。
②ネズミの学習能力が高く数日で超音波に慣れてしまう
理想的な使用方法で超音波グッズを使えたとしても、半永久的にネズミ被害を遠ざけるのかといえば、その限りではありません。
実は、超音波グッズを使ってネズミを追い出した経験がある人の多くが「使い始めは効果があった、けれど数日で戻ってきた」とコメントしているのです。
つまり、超音波の影響で逃げ出したネズミが次第に超音波に慣れてしまい、同じ場所に戻ってきてしまうケースがあるのです。
対処法として「周波数を変えられる機能」を持つ超音波グッズを購入し、定期的に周波数を変更しながら使用してネズミに慣れさせない方法があります。
③安価な製品では音圧・周波数が不十分なケースがある
一口に「超音波グッズ」といっても、市販製品の性能には以下の点で大きなばらつきがあります。
- 超音波の周波数
- 周波数を切り替える機能の有無
- 超音波の有効範囲
- その他の機能の有無
ネズミに忌避効果が生じる目安は音圧130dB以上とされており、これを下回る製品では十分な不快感を与えられない可能性があります。
ネズミの聴感度が高い周波数帯は25kHz〜50kHzで、この帯域を外れる製品は効果が出にくい傾向があります。
また、周波数を切り替える機能がない製品は、ネズミが早期に慣れてしまうリスクが高まるでしょう。
有効範囲の表記にも注意が必要です。たとえば「有効面積150㎡」と数値が表記されていても、障害物がない条件下での理論値に過ぎません。
実際は部屋ごとに複数台を設置しなければ効果を発揮できないケースがほとんどでしょう。
なお、超音波ネズミ駆除器を値段だけで選ぶと、音圧・周波数ともに基準を下回る製品を購入してしまう可能性があるため注意が必要です。
④設置場所や使い方が適切でない
性能面で問題のない製品でも、設置方法を誤ると効果は低下してしまいます。
よくある失敗が設置高さの問題です。ネズミは壁際を這いながら行動するため、超音波器は床から20〜30cm程度の高さに設置するのが基本です。
棚や冷蔵庫の上など高い位置に置くと、ネズミが移動する高さに音が届きません。
機器の向きも重要です。超音波は正面方向に集中して放射されるため、機器の正面が天井や壁を向いていると、ネズミのいる場所にほとんど到達しません。
また、屋根裏に設置する際は、断熱材の多い箇所を避けることが必要です。断熱材が超音波を吸収するため、有効範囲が著しく縮小します。
超音波ネズミ駆除器を使用する際は、取扱説明書に従い、設置場所・向き・高さの3点をよく確認してください。
超音波ネズミ駆除器の選び方|失敗しないための4つのチェックポイント

超音波ネズミ駆除器を購入する際は、以下4つのポイントを確認しましょう。
- 有効範囲(㎡)が設置スペースに合っているか
- 周波数の自動切替機能があるか
- 電源タイプ(コンセント式・電池式)は設置場所に合うか
- 電磁波機能の有無|壁の中や天井裏のネズミにも対応できるか
有効範囲はカタログに記載された数値が障害物のない条件での理論値であるため、実際のスペースより余裕を持って製品を選ぶのが基本です。
周波数については、一定の音を出し続けるとネズミが早期に慣れてしまうため、自動で切り替わるタイプを選ぶと効果が持続しやすくなります。
電源タイプはコンセントが届かない屋根裏には電池式を、常時稼働させたい部屋にはコンセント式を選ぶと設置場所に無理が生じません。
電磁波機能があれば、電磁波が配線を通じて壁の中や天井裏にも届くため、超音波だけでは対処できない場所の駆除にも利用できます。
上記のポイントを踏まえて製品を選ぶことで、失敗を防げるでしょう。
超音波の効果を最大化する正しい使い方・設置のコツ

超音波の効果を引き出すには、設置場所の選び方が大切なポイントになります。
ネズミは壁に沿って移動するため、超音波器は壁際・床から20〜30cmの高さに、機器の正面が部屋全体に向くよう設置してください。
また、断熱材や布製品は超音波を吸収するため、設置周辺にカーテンや布製品が多い場合は場所を変えるか、それらを取り除いてから設置します。屋根裏の場合も、断熱材の密集箇所を避けて設置しましょう。
ただし、超音波ネズミ駆除器一台でカバーできる範囲には限りがあります。部屋ごとに一台ずつ配置するか、被害が確認された場所を中心に複数台設置すれば、死角をなくせます。
超音波の効果をさらに高めるには、エサや巣材の撤去との組み合わせが効果的です。食べ物を密閉容器で保管し、段ボールや布類などの巣の材料を減らすことで、ネズミが居着きにくい環境をつくれます。
ペットがいる家庭での超音波ネズミ駆除器の注意点

ペットがいる家庭での超音波ネズミ駆除器の使用は注意が必要です。
超音波グッズは基本的に人間に危害を及ぼすことはありませんが、人間以外の動物にはなんらかの影響が及ぶ可能性があります。
ペットとして飼われる動物の多くは人間よりも高い音を聞き取れるため、超音波グッズの音に影響を受ける可能性が高くなります。
犬や猫などはネズミ用超音波グッズの影響を受けないケースがほとんどです。
しかし、ネズミと同じげっ歯類に分類されるハムスター、およびウサギ目に属するウサギは、超音波が直接的なストレスになると考えられているため、使用を控えるのが望ましいでしょう。
もし、超音波グッズを使い始めてからペットになんらかの変化が見られた場合は、超音波が悪影響を与えている可能性があります。
万が一、食欲低下・元気消失・異常な鳴き声・ふらつきなどの症状が現れた場合は、以下の手順で対処してください。
- 直ちに超音波器の電源を切る
- ペットを超音波器から離れた別の部屋に移動させる
- 症状が数時間以内に改善するか様子を観察する
- 改善が見られない場合は動物病院へ連れて行く
その際、「超音波器を使い始めた時期」「製品の周波数」「使用場所」の3点を獣医師に伝えると診察をスムーズに進められます。
超音波だけでは不十分?他のネズミ駆除方法との組み合わせで対策

超音波は単体での駆除がむずかしいため、他の方法と組み合わせることで効果を高められます。主な駆除方法のメリット・デメリットは以下のとおりです。
| 駆除方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 超音波 | ・薬剤不要 ・設置が簡単 ・ランニングコストが低い |
・慣れが生じる ・壁越しに届かない ・単体での完全駆除は困難 |
| 忌避剤 (燻煙・スプレー) |
・広範囲に成分が届く ・即効性がある |
・効果は数日〜2週間程度で消える ・定期的な使用が必要 |
| 粘着シート・捕獲器 | ・駆除できたことを目視で確認できる | ・死骸・生体の処理作業が必要 |
| 殺鼠剤 | ・より確実に個体数を減らせる | ・誤食リスクがある ・死骸が見えない場所で放置されるリスクがある |
DIYでネズミ駆除を実施する場合、超音波で一時的に追い出しながら、同時に忌避剤でネズミの居場所を奪い、粘着シートで残留個体を捕獲する組み合わせが現実的です。
いずれの方法も、侵入経路を塞がない限りネズミは戻ってくるため、根本的な解決には専門業者の協力が必要になるでしょう。
なお、DIYでネズミを駆除する方法を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
超音波で解決しないなら業者に相談!基準となる3つのサインも紹介

自力でネズミ駆除を続けても改善しなければ、業者への依頼を検討するべきです。以下3つのサインがある場合は、専門業者へ相談しましょう。
| サインの種類 | 内容 |
|---|---|
| 超音波を設置しても1週間以上ネズミの気配が消えない | 慣れが進んでいるか、超音波が届かない場所に巣を構えている可能性がある |
| 天井裏や壁の中で複数のネズミの足音が聞こえる | すでに複数匹が定着しており、自力での完全駆除は困難な状況 |
| 過去に自力で対策したがネズミが学習して効かなくなった | 一度経験した刺激に順応するのがネズミの習性であり、同じ手段を繰り返しても効果が薄れる |
上記に心当たりがある方は、「ネズミメンテナンス」へお気軽にご相談ください。
現地調査・お見積もりは無料で対応しており、侵入経路の封鎖から清掃・消毒まで一括でお引き受けします。
弊社へ相談いただいたネズミ駆除の事例紹介

ネズミメンテナンスでは、これまでに多くのお客様からご相談をいただきました。ここでは、実際の駆除事例をご紹介します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 相談内容 | 夜間に天井裏でネズミが走り回る音がする |
| 物件種別 | 一戸建て住宅 |
| 主な施工内容 | ・侵入口特定、封鎖 ・捕獲トラップ設置 ・天井裏清掃 ・消毒 |
| 費用 | 260,000円 |
点検口から天井裏を確認したところ、断熱材の上にフンが多数見つかり、基礎部分の通気口まわりと配管の貫通部が侵入口になっている状態でした。
屋外を一周して全侵入口を確認し、金網と専用パテで封鎖した上で、捕獲トラップを設置し、活動状況を観察しながら処置を進めました。
作業後は天井裏の清掃と消毒を実施し、ネズミの痕跡が減少したことを確認しています。
お客様からは「調査で実際にフンや侵入口を見せてもらえて状況がよくわかりました。対策後は天井の音がほとんど聞こえなくなり、夜も安心して過ごせるようになりました。再発防止のポイントも教えていただき、とても助かりました」とのお声をいただきました。
なお、ネズミ駆除を業者に依頼した場合の費用感を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ネズミの超音波駆除に関するよくある質問

ここでは、ネズミの超音波駆除に関するよくある質問に回答します。
- 超音波ネズミ駆除器の効果はどれくらいの期間続く?
- 超音波ネズミ駆除アプリは効果がある?
- 超音波はゴキブリなど他の害虫にも効く?
超音波ネズミ駆除器の効果はどれくらいの期間続く?
BSI生物科学研究所の研究データが示すとおり、効果は3〜4日程度で薄れるケースが一般的です。
周波数の自動切替機能がある高性能な製品でも、ネズミの慣れを完全に防ぐことはできないとされています。
「最初は効いたが、1週間後にまた天井の音が戻ってきた」との声が現場でも頻繁に聞かれます。
超音波はあくまで一時的な追い出し手段として位置づけ、根本駆除との組み合わせが必要です。
超音波ネズミ駆除アプリは効果がある?
スマートフォンのスピーカーは、一般的に20kHz以下の可聴域向けに設計されています。ネズミに有効な25kHz〜50kHzの超音波を実際に出力できる機種はほとんどありません。
仮にアプリが対応周波数を設定していても、スピーカーが物理的に出力できなければ意味がないでしょう。
また、市販の専用機器と比べて効果を期待できる根拠が乏しいため、本格的な対策の手段としては適していません。
超音波はゴキブリなど他の害虫にも効く?
2006年にルイジアナ州立大学が行った実験では、市販の3種類の超音波装置でゴキブリへの効果が確認されませんでした。
2007年のカンザス州立大学の実験でも、ゴキブリや蚊への効果は認められていません。
一部の製品が「ゴキブリにも効く」と謳っている場合がありますが、複数の研究機関が効果を否定しているため、ゴキブリ対策に超音波を主力手段とするのは避けたほうが無難です。
参考:WILEY|Lack of repellency of three commercial ultrasonic devices to the German cockroach
まとめ:超音波は応急処置として活用し根本の解決はプロへ相談しよう

超音波ネズミ駆除器には、薬剤不要で手軽に設置できるなどのメリットがあります。
一方で、3〜4日でネズミが慣れてしまう、壁や家具によって死角が生まれる、安価な製品は音圧・周波数が基準を下回る可能性がある点などがデメリットです。
東京都保健医療局をはじめとする公的機関も実用効果について否定的な見解を示しており、超音波単体での完全駆除は難しいのが現実です。
そのため、超音波ネズミ駆除器は「一時的な追い出し手段」として活用しながら、侵入経路の封鎖や環境整備を並行して行いましょう。
もし、駆除を続けても解決しない場合は、被害が拡大する前に「ネズミメンテナンス」へご相談ください。
ネズミメンテナンスでは、現地調査・お見積もりを無料で承っています。「音はするがネズミかどうかわからない」段階からでもご相談いただけます。
ネズミ被害は放置するほど状況が悪化するため、少しでも気になることがあれば、早めにご連絡ください。
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