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ネズミの糞の特徴と発見した場合の対処法とは!消毒の仕方もチェック
- ネズミ駆除の豆知識
- 2019.06.30
ある日突然、リビングの片隅に小さなご飯粒状の黒い物が。
それは、もしかするとネズミの糞かもしれません。
ネズミの糞を初めて見かける方にとっては、どのように対処して良いのか困りものですよね。
ここでは、ネズミ駆除の専門業者である弊社が「ネズミの糞の特徴」と糞を見つけた場合の「対処法」についてご紹介させて頂きます。
ネズミの糞には、数多くの病原菌が含まれており、衛生上も放置することはよくありません。
見つけた場合には、衛生上の観点からも迅速に処理しましょう。
目次
ネズミの糞の特徴についてご紹介
ネズミの糞の対処法についてご紹介する前に、ネズミの糞の特徴について理解しておきましょう。
ネズミの糞は、大きさも色もネズミの種類によって若干の違いがあります。一般的な特徴は次の通りです。
<ネズミの糞の特徴>
ネズミの種類 | 糞の大きさ | 色や特徴 |
クマネズミ | 6〜10mm | 茶・灰色
細長い形状で不揃い |
ドブネズミ | 10〜20mm | こげ茶・灰色
均一で丸みがある |
ハツカネズミ | 4〜7mm | 茶色
平面的、尖っている |
このように、ネズミの種類によってやや違いがあります。
ドブネズミは、体長が大きいことから、糞についても大きくなります。
ネズミの糞は、全体的に米粒ほどの大きさで、黒や茶色のものなので、リビングなどにある場合には、判別がつきやすいです。
ちなみに、上記表には記載しておりませんが、ゴキブリの糞の大きさは「1〜3mm」と非常に小さく、形状はまん丸のため、区別がつきやすいかと思います。
ネズミの糞はどこにある?
ネズミの糞の特徴は、色や形状だけではありません。
ネズミの糞がある場所によっても、ネズミかどうかを判別できます。
たとえば、ドブネズミの場合は体長が大きく、高い場所へ登るのが苦手なネズミです。
したがって、湿気の多いトイレやキッチン周り、床下などの低い場所に集中して糞が見られるようになります。
その一方でハツカネズミは、体長が小さく身軽なため、高い場所でも平気で移動します。
積み上げた荷物の上や、二階の柱、物置内などに糞があった場合、ハツカネズミの可能性が高いです。
また、ネズミは部屋の四隅を移動する生き物ですので、部屋に四隅に糞があればネズミの可能性があります。
まずは、ネズミの糞の場所を特定してみてください。
▼さらに詳しくネズミの糞について知る!
ネズミの糞を発見した際の対処法について解説!
ネズミの糞を発見したら、迅速に捨ててしまいたい気持ちは非常によくわかります。しかし、ネズミの糞を素手で触るのは危険です。
ここでは、ネズミ駆除業者が教える正しいネズミの糞の対処法をご紹介します。
まずは写真を撮影する
ネズミの糞を発見したら、衛生上の問題からすぐに処理したい気持ちはわかりますが、一度冷静になり、まず写真を撮影しましょう。
その理由としては、写真を撮影することにより、糞や尿の詳細を記録できるため、ネズミ駆除業者にその写真を見てもらうことで、ネズミのおおよその行動パターンが把握できるからです。
気持ち悪いかもしれませんが、カメラでネズミの糞や尿があった場所の付近を一通り撮影します。
そうすると、ネズミ駆除業者に依頼した際にも、スムーズな駆除が可能になりますよ。
ネズミの糞を素手で触らないこと
ネズミの糞の写真撮影が終了したところで、ネズミの糞の具体的な対処法をご紹介します。
まず、ネズミの糞には絶対に素手では触れないようにしてください。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ネズミの糞には「サルモネラ菌」をはじめとするさまざまな病原菌がいて、人間に感染すると重篤な健康被害を発生させるリスクがあります。
ネズミの糞の対処をする際は、「ゴム手袋」を着用し、素手で触らないような対策を講じましょう。
また、ネズミの糞に含まれる病原菌がほこりと一緒に室内に舞う恐れもありますので「マスク着用」も必須です。
マスクをつける際は、しっかりと鼻と口が塞がるように装着しましょう。
糞を取り除く
糞を取り除く際は、ゴム手袋でキッチペーパーを持ち、糞を包むように捨ててください。
また、使用したゴム袋はできる限り、糞と一緒に捨てることをおすすめします。
糞に含まれる病原菌が、ゴム手袋に付着している可能性があるためです。
糞があった場所の除菌や消毒を行う
糞自体を取り除くことができたら、次に糞があった場所の除菌や消毒を行いましょう。
糞があった場所のフローリング等には、まだ病原菌が付着したままの状態になっています。これを放置することは衛生上もよくありませんので、的確に除菌や消毒をしたいところです。
除菌や消毒をするのに適したものは、ホームセンター等で市販されている「エタノールやアルコール」が含まれている除菌スプレーが良いでしょう。
これらを糞があった場所にスプレーし、ティッシュや除菌用のウェットティッシュ等で拭き取るようにしましょう。
また、糞がフローリングではなくカーペット等にあった場合には、カーペットの隙間に病原菌が入り込んでしまい、ただ拭き取るだけでは不十分です。
そのような場合には、使わない布などに一度除菌スプレーをしみこませて、糞があった場所で抑え拭きすることをおすすめします。
なお、ネズミの糞や尿が衣類の上にあった場合には、関係する衣類を全て「酵素系漂白剤」等で、つけ置き洗いしてください。
糞の処理に掃除機は使用しないこと
ネズミの糞を処理する際に、ゴム手袋で処理するのが面倒だからと掃除機を使用したくなる気持ちも察しますが、絶対に掃除機は使わないで下さい。
掃除機を使用してしまうと、吸い込んだ糞の病原菌が空気中にばら撒かれることになります。
掃除機から菌が部屋中に広がってしまうため、衛生上の問題でよくありません。
▼ネズミによって感染する病気詳細はこちら
まとめ
ネズミの糞を発見した場合には、まず糞のあった場所やその周囲を記録に残していただき、その後、本記事でご紹介した手順で迅速に処理しましょう。
このような対応を取ることで、ネズミの糞による衛生上のリスクを最小限にすることが可能ですし、糞の場所を記録することで、ネズミ駆除業者によるスムーズな駆除につながります。
弊社は、ネズミ駆除の専門業者として、全国に営業所を保有しており、9時〜18時までにご連絡を頂ければ、即日対応も可能です。
駆除に関する出張診断やお見積もりは無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。