ブログ
ねずみ駆除業者による駆除方法とは?その種類とメリット、デメリットをご紹介
- ネズミ駆除の豆知識
- 2019.04.30
ねずみ駆除業者によるねずみの駆除方法について具体的にどのような手段があるのかご存知ですか?
一口にねずみ駆除と言っても、駆除方法は状況に合わせてさまざまで、ねずみを毒エサで駆除する方法、罠を仕掛けて駆除する方法、ねずみの嫌いな音や匂いでねずみを追い出す方法などがあります。
ここでは、それぞれの駆除方法の種類やメリット、デメリットをご紹介いたします。
目次
ねずみ駆除業者による駆除方法は大きく分けて3種類!
冒頭でもちらっとお伝えしましたが、ねずみ駆除業者による駆除方法はさまざまで、大きく分けて以下の3種類。
<ねずみ駆除業者が行う駆除方法3種類>
- ①毒えさ(殺鼠剤)によるねずみ駆除/殺す
- ②粘着シートなどによる罠を使用してねずみを駆除/捕獲
- ③ねずみを追い出し、再侵入を防ぐ駆除/追い出す
上記を見ておわかりになる通り、ねずみ自体を殺して駆除する方法、罠を使用して生きたまま捕獲する方法、ねずみ自体には危害を加えずに、ねずみを家から追い出す方法などがあります。
次章では、それぞれの駆除方法のメリット、デメリットをご紹介します。
毒えさによるねずみ駆除の特徴やメリット・デメリットとは?
毒えさによるねずみ駆除は、市販品で比較的安価に入手でき、一般のご家庭でも行っている方は多いのではないでしょうか。
そんな毒えさにも、大きく分けて以下の2種類の毒エサがあります。
・蓄積毒タイプ
・急性毒タイプ
それぞれの違いを見ていきましょう。
クマリン、ワルファリンに代表される蓄積毒タイプとは
蓄積毒は、「クマリン」、「ワルファリン」などが有名な殺鼠剤です。その特徴は、ねずみが摂取すると「抗血液凝固剤」と言って、血液が固まらなくなり、出血して死に至る毒えさになります。
急性毒タイプよりも食いつきが良く、比較的ねずみが頻繁に食べてくれますが、1週間ほど連続して食べないとあまり効果がありません。
蓄積毒タイプを導入するメリットとしては、ねずみに人間の気配を察知されにくいことや、人やペットによる健康面へのリスクが急性毒タイプよりは少ないということです。
デメリットとしては、継続してねずみが食べないと効果が出ないこと、さらに毒エサに耐性があるねずみには効果が少ないのが現状です。
また、急性毒タイプよりは人やペットに影響はないものの、少なからず小さいお子様やペットがいる環境では、使用は避けた方が良いでしょう。
どうしても使用しなければならない場合には、ねずみ駆除業者とも相談をし、人やペットが部屋にいない時間帯に限定的に使用するなど対策が必要です。
リン化亜鉛やシリロシドに代表される急性毒タイプとは
急性毒タイプの特徴は、蓄積毒タイプよりも即効性があり、ねずみが一度食べると3〜5時間後には死に至ります。
また、大きなドブネズミにも有効なことから、短期間でねずみを駆除する際に使われることが多いです。
急性毒タイプを導入するメリットは、毒の威力が強いため、即効性があることでしょう。
しかし、急性毒タイプにはデメリットも存在します。
それは、毒性が非常に強いためにお子様やペットがいるご家庭では誤飲誤食の危険性があり、使用できません。人体に危険をおよぼす非常に強い毒性があるからです。
また、毒性が強い反面、ねずみが警戒をしてしまいなかなか食べてくれないというデメリットも存在します。
1度食べれば、死に至りますが、取り扱いが難しいことや食べるまでに時間がかかることから使用には専門家との相談も必要でしょう。
このように、毒エサでねずみ駆除を行う方法の場合、人体への影響やペットへの配慮もすると、使用できる状況は限定的です。
また、お子様がいらっしゃるご家庭では、手の届かない所に保管するなど取り扱いにも気をつけなければなりません。
罠によるねずみ駆除の特徴やメリット・デメリットとは?
粘着シートをはじめとした罠によって、ねずみを駆除する方法は、ねずみを生きたまま捕獲する方法です。これは、ご家庭内でハムスターなどのペットを飼っている場合には大変な脅威になります。
というのも粘着シートの上に乗ったねずみを逃さないように、非常に強力な接着剤が使用されているのです。
この接着剤に誤ってペットが乗ってしまった場合は、最悪の場合死に至ることがあります。
また、小さなお子様がいらっしゃるご家庭でも粘着シートによるねずみ駆除はおすすめできません。
ペットではなくても、髪の毛がくっついてはがすときに大量の毛が抜けてしまうなどの弊害があるからです。
どうしても使用するという場合には、確実に人やペットが立ち入らない部屋などに限定して使用するなどの配慮が欠かせません。
床下や、天井裏などねずみ駆除業者しか立ち入らないような場所では効果が発揮されます。
罠によるねずみ駆除のメリットとしては、毒エサと違って死骸が散らばらずに一度に数匹まで捕獲できるという点です。
毒エサを使用した場合、特に蓄積毒タイプの場合は、その場で死に至るということはありませんから、死骸を回収するという作業が増えてしまいます。
ねずみを追い出し、侵入を防ぐ駆除の特徴やメリット・デメリットとは?
これまでご紹介した「毒えさ」や「罠」などのどの方法とも違う駆除方法が、ねずみ自体を家から追い出す方法です。
代表的なものには「超音波を使用する方法」と「燻煙剤をまく方法」の2種類があります。
超音波を使用する方法は、ねずみが嫌いな超音波を使用して家から追い出す方法となります。
基本的に人間には聞き取れない音を使用するため、弊害はありません。ただし、ハムスターやモルモットなどのペットを飼っているご家庭では、ねずみと同じように騒音と感じてしまいペットに悪影響を及ぼします。
ペットを飼っていない場合には、超音波でねずみを追い出すのも良い選択肢でしょう。
また、超音波のほかにも燻煙剤と呼ばれるねずみの嫌いな成分の入った煙を家中に充満させてネズミを退治する方法もあります。
こちらの方法もねずみを殺さずに退治できるため、比較的コストを抑えて導入できますが、部屋中に煙が充満するため、お子様やペットがいらっしゃる場合には使い方に注意が必要です。
まとめ
ねずみ駆除業者による駆除方法は、「毒えさによる駆除」、「罠による駆除」、「家から追い出すことによる駆除」と大きく分けて3種類がありました。
これまでお伝えした通り、「この駆除方法がベスト」という方法はなく、駆除する住居の状況や、家族構成、ねずみの行動範囲を分析し、複数の駆除方法を組み合わせることもあれば、長期的に見て有効な蓄積タイプの毒エサを使用する方法もあります。
それだけねずみ駆除には、これまでの経験が必要なので、ねずみ駆除業者を選ぶ際は参考にしましょう。
弊社は、ねずみ駆除に長年の実績があり、全国対応で出張診断やお見積もりは無料になります。
お子様やペットがいらっしゃるご家庭でも毒えさを使用しない駆除方法のご提案など柔軟に対応可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。