ブログ
ねずみはどこから侵入する?ねずみの種類別侵入経路一覧!
- ネズミ駆除の豆知識
- 2019.04.30
屋根裏から動物の足音が聞こえ、駆除業者に調査してもらうとねずみがいることが発覚なんてことがあります。
きちんと戸締まりはしているのに、一体どこからねずみが住宅に侵入したのでしょうか。
実は、ねずみは住宅の屋根の隙間や排水管などほんのわずかな隙間でも侵入できるんです。
ここでは、ねずみ駆除に長年の実績のある弊社が、ねずみが侵入する経路についてまとめました。
ねずみの侵入経路を学び、ねずみによる被害を事前に予防しましょう。
目次
ねずみはほんのわずかな隙間でも侵入できる
弊社が以前ねずみ駆除を実施した住宅では、わずか1.5cmのトイレ排水管から子どものねずみが侵入していたケースがあります。
実はねずみは、子供の場合1.5cm〜、親ねずみであっても2.5cm〜3cmの隙間があれば住宅内に侵入できてしまいます。
また、ハツカネズミなど体がもともと小さいネズミに関しては、ほかのネズミよりも小さい隙間から侵入できてしまうのです。
つまり住宅に、ほんのわずかな隙間や穴があるだけで、ねずみの被害に遭う可能性があります。
次章では、ねずみの種類別の住宅への侵入経路についてご紹介します。
ねずみの種類別の侵入経路とは?侵入経路一覧
一般的にねずみは、「床下の通風口」、「トイレや台所、水回りの配管」、「排水パイプ」、「壁のひび割れ」、「エアコンの室外機」など隙間という隙間から侵入することが可能です。
「2階なら安心でしょう」と感じるかもしれませんが、電線をつたって2階に移動することもあるんです。
このように、ねずみは至る場所から住宅に侵入することができます。さらに驚きかもしれませんが、ときには網戸を食い破って侵入することもありますし、老朽化した住宅であればより容易に侵入可能。
ねずみの種類ごとの侵入経路は、以下の通りです。
<ねずみの種類別の侵入経路一覧>
ドブネズミ | クマネズミ | ハツカネズミ |
住宅基礎の隙間 | 壁のひび割れ | 壁のひび割れ |
床下の通風口 | 屋根の隙間 | 屋根の隙間 |
戸袋 | エアコンの導入部 | エアコン導入部 |
台所の配水管 | 換気扇 | シャッターの下部 |
トイレの配管 | 排水パイプ | 荷物に紛れ込む |
二階の窓 |
このようにネズミごとに体長や行動範囲が異なるため、侵入経路にも違いがあります。次章では、ネズミごとの習性と侵入経路についてお届けします。
ドブネズミの習性と侵入経路について
ドブネズミという名前の由来にもある通り、棲息地は下水のまわりや河川、海岸、池など湿気のある土地を好んで棲息しています。
ただし、人家よりも離れた箇所では目撃情報は少なく、下水や台所の流し、ゴミ捨て場、地下街、食品倉庫、植え込みなどのひと気の多いところで活動しています。
ドブネズミは体が大きいため、あまり小さな隙間からは侵入できませんが、台所や排水管、排水口、トイレなどでは頻繁に侵入します。
高層階からの被害はあまり見られません。これは、体が大きく高い場所へ移動するのが苦手なためです。
クマネズミの習性と侵入経路について
クマネズミは、ドブネズミと違って非常に身軽で行動範囲も広いのが特徴です。
したがって電線をつたって2階の窓から侵入する、屋根の排水パイプから屋根裏に移動するなど高い場所も気軽に移動可能。
2階だから大丈夫と考えていると、身軽に侵入されます。
行動範囲の広いクマネズミは、注意が必要なので、2階といえどもしっかりねずみの侵入経路をふさぎましょう。
ハツカネズミの習性と侵入経路について
ハツカネズミは、ほかのネズミと比較しても体が小さいのが特徴で、より小さな隙間からでも侵入できてしまいます。
またほかのネズミは、湿気が多いところを好んで棲息していますが、ハツカネズミは乾燥にも強いのでほかのネズミとは異なり、倉庫や物置などへも平気で侵入するのです。
いずれにしても、小さい隙間から侵入できてしまうため、あなどれないですよね。
自宅への侵入経路はラットサインから突き止めよう!
これまでご紹介した通り、ねずみの種類によってはより小さな隙間でも住宅へ侵入してしまいますよね。
もし侵入してしまった場合には、ねずみの侵入を突き止めることができるのでしょうか?
実はねずみが侵入すると「ラットサイン」といって、ねずみが痕跡を残すことがあるんです。
ここでは、ねずみ侵入の痕跡である「ラットサイン」の見分け方についてご紹介します。
柱や木材に噛まれた跡がある
ねずみがある程度の期間住宅に侵入すると、柱やたんす等の木材に噛まれたような跡が残ります。
これはねずみの前歯の関係で、常に前歯を研いでいないと前歯が伸びすぎてしまうという特徴があるからです。
もし、住宅にねずみが噛んだような跡がある場合には、ねずみが前歯を研いでいる証拠です。
このような場合には、ねずみ駆除業者にねずみの現地調査を依頼することをおすすめします。
もちろん、自分でねずみの罠などを設置して駆除する方法もありますが、被害を拡大させないためには、迅速な対応が必要に。
壁や天井、家具等に擦ったような黒い跡がある
よく観察してみてください。
「柱や天井、家具等に不自然に擦ったような黒い跡はありませんか?」
これらもラットサインと呼ばれるものです。実は、ねずみは何度も同じ場所を通って移動する性質があります。
同じ場所を壁に沿って移動することで、ねずみの体に付着した糞や尿で壁や天井が汚れてしまうのです。
つまり、住宅内に擦った黒い跡がある場合は、複数回同じ場所をねずみが移動している証拠なのです。
小さい糞や尿がこぼれた跡がある
ラットサインの中でも確信をつくものが、「尿や糞」の存在です。
ねずみの糞は、小さな豆粒のような形をしていたり、細長いご飯粒のような形をしていて黒っぽいのが特徴です。
実は糞についても、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミによって多少形が異なります。
しかし、共通して言えることは小さくて黒っぽい糞が家の中にある場合は、まっ先にねずみを疑っても良いでしょう。
ねずみの糞の大きさは、概ね5〜20mmほどです。黒や灰色がかったこげ茶色をしているので、すぐに判別がつくと思います。
台所や床下、排水管、壁の隅などに糞を落とすことが多いので、心配な方は隅々まで観察してみてください。
まとめ
ねずみの主な侵入経路についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
1.5cmほどのわずかな隙間でも侵入でき、台所や排水管などありきたりな場所だけでなく、倉庫や2階からでも容易に侵入できます。
合わせてご紹介したラットサインと共に、ねずみの存在を確認したら、被害が広がる前に対策を講じましょう。
弊社では、ねずみが残す糞や尿などのラットサインからねずみ駆除を迅速に行います。
また、ねずみの糞には、さまざまな病原菌を含んでおりますので、糞の処理も迅速に対応致します。
無理にご家庭でねずみの駆除を行わず不安な場合はご相談だけでも結構ですので、お気軽に無料相談へご連絡下さい。