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【必見】クマネズミの対処方法とは?駆除がやっかいな理由について
- ネズミ駆除の豆知識
- 2019.08.04
「ネズミの罠や毒エサを仕掛けたのに全く効果がない」
「ネズミ用の殺鼠剤が効いている様子がない」
もし、あなたの自宅で上記のようなネズミ駆除に関するお悩みを抱えている場合は、やっかいなクマネズミが原因であるかもしれません。
実は、住宅のネズミ被害で上記のようなお悩みが発生した場合、その多くがクマネズミであることが非常に多いのです。
ここでは、そもそもクマネズミは他のネズミと何が違うのか、さらにご家庭におけるクマネズミの対処法について、ネズミ駆除の専門業者である弊社が詳しくお届けします。
クマネズミによる被害は、他のネズミと比較をしてもやっかいです!ぜひ対処方法を理解しましょう。
目次
クマネズミがスーパーラットだった?駆除がやっかいな理由
ご家庭でなかなかネズミ駆除ができない場合、クマネズミが生息している可能性が高いです。
実は、クマネズミはかなりやっかいなネズミの種類になります。その理由として、他のネズミに比べて極めて運動能力が高く、非常に警戒心が強い種類なのです。
家庭で粘着シートを設置しても、すぐに怪しい物として認識し、学習を重ねます。なかなか粘着シートにも引っかかってくれません。
また最近では、クマネズミが「スーパーラット」であることも判明しています。
スーパーラットとは、クマネズミが進化した形態で、毒エサを食べてもすぐに死なず生き残りつづけるタイプのこと。
なぜこのようなスーパーラットが誕生したのか。
それには「遺伝」が関係しています。
もともと他のネズミに比べて生命力が強いクマネズミが交配をすると、その中に毒性に強い個体が生まれました。これがスーパーラットです。
ネズミは、そもそも寿命が1〜2年と短いため、一度に多くの子供を出産します。多くの子供を出産するため、その中には毒性に強いネズミが誕生する可能性が高いというわけです。
ただでさえ運動能力が高い上に、毒が効かないとは本当にやっかいです。
▼クマネズミについてさらに詳しく!
自宅にネズミが!クマネズミの特徴について
自宅に現れたネズミがクマネズミかどうかをどこで判断すれば良いのでしょうか。
ここでは、自宅に現れたネズミがクマネズミかどうかの見極め方について詳しくお届けします。
基本的に国内のネズミ被害で報告されている代表的なネズミは、「クマネズミ」・「ドブネズミ」・「ハツカネズミ」の3種類。
このうち、ドブネズミが最も体長が大きく「15cm〜最大30cm」にも到達します。尻尾の長さも含めると、50cmほどの個体もたくさんいます。
一方、クマネズミの体長は「15cm〜22cm」ほどと、ドブネズミよりは小さいです。
とはいえ、大きさだけでは判断がつかないですよね。
そのような場合には、外見の特徴で判断することをおすすめします。
基本的にドブネズミは、体がずんぐりしていてシャープではありません。
腰回りがしっかりとしていて、目が小さく、鼻先が丸い、さらに尻尾も体より短いのが特徴です。
一方でクマネズミは、目がつぶらで大きく、鼻先が尖っており、尻尾が黒色で体よりも長い、体もハムスターのように可愛らしい個体です。
ドブネズミとクマネズミの最大の見分け方は、耳の大きさになります。
ドブネズミは大きな体の割に、耳が非常に小さいですが、クマネズミは耳が非常に大きいのが特徴。
さらに、ドブネズミは体が大きく運動能力が高くはないため、あまり高い場所へは行きません。
しかし、クマネズミは、運動能力に優れていますから、電柱から2階へ侵入することも容易です。天井や高い場所が好きなネズミです。
なお、ハツカネズミは体長が5cm〜10cmと非常に小さいため、見た目の特徴で見分けることが可能。
自宅のネズミによる被害が、「天井や屋根裏」・「配管や家の壁」などに集中している場合には、真っ先にクマネズミを疑います。
自宅にクマネズミが!クマネズミの対処方法について解説!
自宅で発生したネズミ被害がクマネズミである可能性が高い場合に、どのように対処すれば良いのでしょうか。
ここでは、クマネズミの対処法について詳しくご紹介します。
クマネズミの対処方法その①「ラットサインを見極める」
クマネズミが自宅に現れた場合には、安易に粘着シートを設置するのは危険です。
クマネズミは非常に賢いネズミであるため、このような行動をとるとすぐに危険な物だと見極めます。
まずは「ラットサインを見極める」ことが重要。
ラットサインとは、ネズミの通り道にある「黒く擦れた跡」や「小さな黒茶色の糞」などのネズミが残す形跡のこと。
このラットサインがネズミの通り道となっていますので、基本的にはラットサインが頻繁に現れる場所に毒エサや罠を設置しましょう。
また、ラットサインを見極めて毒エサや罠を設置しても、なかなか成果が上がらない場合には、置き場所を変える必要があります。
クマネズミの対処方法その②「超音波による対策は効果がないかも」
クマネズミにおいては、超音波による対策もあまり効果が期待できない場合があります。
ネズミ駆除に超音波装置を使用する人もいらっしゃいますが、クマネズミは環境適応能力が優れているため、超音波にも慣れてしまう場合があります。
また、超音波は音波を上手く室内に反射させないと効果が見込めず、設置にあたっては建物の構造などを計算して、適切な場所に設置しなくてはいけません。
このような理由で、安易に超音波を使用するのはクマネズミ対策においてはおすすめできないのです。
クマネズミの対処方法その③「毒エサに好物を混ぜる」
クマネズミは、非常に警戒心の強いネズミです。ですから、毒エサだけを設置しても最初は警戒して食べてくれません。
クマネズミを駆除する場合には、最初から慎重に駆除を行う必要があります。
まず、毒エサを撒く場合でも毒エサの量を少なくし、好物であるお米やイモなどの炭水化物、もしくは果物類を中心に撒きます。
毒エサの量を始めから多くしてしまうと、警戒されてしまいますから、まずは好物を中心におびき寄せるのです。
そして、好物をきちんと食べている様子が伺えたら、徐々に毒エサの量を多くしていきましょう。
こうすることで、クマネズミの警戒を徐々に緩和し、毒エサを食べてくれる可能性が高くなります。
まとめ
今回は、自宅でネズミを駆除する場合のクマネズミの対処方法についてお届けしました。
クマネズミは、非常にかしこいネズミです。試行錯誤をしてもなかなか駆除できない場合には、プロの業者に依頼することをおすすめします。
弊社は、ネズミ駆除の専門業者として9時〜18時までに連絡を頂ければ即日対応も可能でございます。
また、時間外であってもできる限り対応して参りますのでお気軽にお申し付けください。
ネズミの出張診断やお見積もりは無料で承っております。