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築地市場のネズミはどこに行く?市場解体に伴うネズミの大移動について
- ネズミ 築地
- 2019.03.11
さまざまな動物は、その住処を追われることにより「大移動」を起こします。これは、今までその動物の影響を受けていなかった人にとって大きな問題になる可能性があります。そこで、ネズミの大移動をもたらすであろう「築地市場」のネズミについて解説します。
豊洲移転後の築地市場
これまで、新鮮な魚を豊富に取り扱う市場の代名詞とも言える「築地市場」が、さまざまな問題を経て「豊洲市場」へと移転しました。移転当初、数多くのメディアで豊洲市場の様子が報道され、その盛況ぶりをアピールしています。
さて、移転した跡の築地市場ですが、その跡地は2020年の東京五輪の車両基地として利用された後で再開発を予定しています。最新の報道では、国際会議ができる会場やさまざまな施設の建設を予定しているようですが、何にしてもまずは築地市場を解体するところから現在は作業を進めています。
築地解体によるネズミたちの大移動
築地市場が閉鎖された当初、市場関係者の一部が無許可で営業するなどの問題がありましたが、築地市場は解体作業が進んでいます。さて、築地市場が無くなることで困るのは人間だけでなく、そこに住んでいたネズミたち動物も影響を受けます。
仮に皆さんが住んでいる場所を何らかの理由で追われてしまうとしたら、どうしますか?おそらく、多くの人が新しく住む場所を探すのではないかと思います。ネズミも同様で、エサを確保して繁殖できる場所である築地市場が解体されれば、新しい住処を求めて大移動することは間違いありません。
築地市場のネズミの総数は1万匹以上!?
専門家による調査では、築地市場に生息するネズミの数は1万匹か、それ以上の数が生息しているとされています。築地市場が解体されるとなれば、それだけの数のネズミが新天地を求めて大移動をすることになるのです。
一応、東京都はネズミ駆除を本格的に行っているようですが、専門家はその効果に懐疑的な意見を多く発信しています。もとより、1万匹以上という相当な数のネズミを完全に駆除することなんて、よほど周辺住民に悪影響を及ぼすような道具でも使用しない限り難しいのでしょう。
さて、そうなると困るのは築地市場周辺の住人です。ネズミたちもそう長く旅をしたくないでしょうから、快適な住処が見つかればすぐに新しい住処として認識するでしょう。そうなると、築地周辺や、専門家の意見では「銀座」がネズミたちの新天地になるのではないかという意見が見受けられます。