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無視できない!恐ろしいネズミの繁殖力について
- ネズミ駆除の豆知識
- 2019.03.25
ネズミは小さい生き物ではありますが、その被害は決して侮ることはできません。その理由の1つが「高い繁殖力」にあります。数が増えるということは、それだけ被害が拡大しやすいのです。そこで、ネズミの繁殖力について解説します。
ネズミの繁殖力を示す3つのステータス
ネズミの繁殖力を理解するためには、3つのステータスを知るのが一番でしょう。
1つ目は「1回の出産で生まれる数」です。種類により異なりますが、一般的にネズミは1回の出産で5~10匹程度の子どもを産みます。つまり1回の出産でネズミの数が数倍に跳ね上がるのです。
2つ目は「1年間で妊娠する回数」です。ネズミは1回の妊娠期間が短く、3週間程度で出産します。1年間で5~6回、多いと年間で10回も妊娠します。そのため、1年間で数十匹の子どもが産まれる計算になるのです。
3つ目は「繁殖可能な時期」です。ネズミは生後1~3か月で繁殖が可能になります。ネズミは短命であるとはいえ、生まれてから短い期間で繁殖可能になるので、短命でも繁殖成功率はさほど低くならないのです。
ハツカネズミは増えやすい
日本で被害をもたらすネズミとしては「クマネズミ」が最も多く、他にも「ドブネズミ」「ハツカネズミ」が存在します。この中で、最も繁殖力が高いのは「ハツカネズミ」です。
ハツカネズミはこの3種類の中で最も「妊娠期間が短い」「年間に生まれる子どもの数が多い」「繁殖可能な時期が早い」という特徴を持ちます。年間で70匹以上の子どもが生まれるので、放置するとハツカネズミの大集団が形成されてしまうのです。
短命を覆すほどの繁殖力の高さ
ネズミの寿命は長くても数年、さまざまな理由からさらに短命であるといわれていますが、繁殖力の高さによって被害が大きくなります。
例えば3年生きるネズミがいるとします。このネズミ単体であれば、3年待てば勝手に死んでしまうので、積極的に駆除する必要はないと感じるかもしれません。しかし繁殖力が高いので、繁殖を許してしまえば3年どころか何十年経過しても建物からネズミはいなくならないでしょう。
常に繁殖が成功するとは限らないとはいえ、建物の中にネズミがいればその建物内で繁殖してしまうかもしれない不安は拭えません。ネズミによる被害を食い止めるためには、ネズミを見つけた時点で早めに駆除に乗り出す必要があります。

天田 聡

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