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ネズミ駆除は種類別に行う必要がある!
- ネズミ駆除の豆知識
- 2019.03.25
一口に「ネズミ駆除」といっても、その対象となるネズミにはさまざまな種類があり、日本に住んでいるネズミに限定しても数種類のネズミが存在しています。種類ごとに特徴が違い、駆除のポイントも違ってきます。
そこで、種類別のネズミ駆除の方法について解説します。
クマネズミ
最初に解説するのは「クマネズミ」です。クマネズミは日本におけるネズミ被害の大半を占める種類であり、最も警戒すべき種類のネズミといえます。
「クマ」と名がついていますが、それほど大きな種類ではなく、体重は大きなものでも200g程度です。特徴としてはネズミの中では「ドブネズミ」ほどではないにしても比較的大型に分類され、耳が大きいのが特徴です。
駆除において注意すべきポイントは「スーパーラット」の存在です。スーパーラットとは従来の殺鼠剤が有効ではない進化を遂げた種類であり、もともとの警戒心の強さと相まって駆除に苦労します。
駆除に際しては、スーパーラット対策が重要なポイントとなります。市販されているネズミ駆除用の薬剤の中で「リン化亜鉛」という成分が配合されているタイプの殺鼠剤を使用することをオススメします。また警戒心が強い種類であるため、罠を設置する際には十分な注意が必要です。
ドブネズミ
次に解説するのは「ドブネズミ」です。クマネズミほど被害は多くないのですが、現在もドブネズミによる被害は頻発しています。
種類の特徴としては、体が大きいことが挙げられます。クマネズミと比較して大きなものだと2倍以上、500gの個体も存在するほどです。胴体が長く、一方でしっぽは短い点も特徴です。
ドブネズミの駆除においては「水気のある箇所に注意」という点が挙げられます。ドブネズミは肉食を好み、その影響で水分を多く欲する習性があります。そのため、住処として水のある場所を好むのです。ドブネズミの駆除であれば、水回りに罠を設置することをオススメします。
ハツカネズミ
最後に解説するのは「ハツカネズミ」です。上記2種類と比較すると愛らしい見た目をしていますが、残念ながらハツカネズミも駆除対象となる害獣であることには変わりありません。被害を出さないためには、心を鬼にして駆除すべきです。
特徴はその体の小ささにあります。個体により異なりますが、一般的なハツカネズミの体長は5~10cm程度です。また、体臭が特徴的であり、「カビ」のような臭いを発することが多いです。
駆除において重要なポイントは「再侵入の防止」にあります。
駆除に薬剤を使用する点は他のネズミと同じなのですが、問題は「体の小ささ」にあります。体が小さいので、小さな隙間からでも侵入できるのです。ネズミ駆除では再発防止のための侵入経路の封鎖を行いますが、ハツカネズミ対策では小さな隙間も作らないことが重要になります。
天田 聡
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