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ネズミ駆除について理解できるオススメ動画10選!
- ネズミ駆除の豆知識
- 2020.01.01
昨今、ネット上で視聴できる「動画」の使い方の1つとして「使い方」や「具体例」などを動きや音声付きで調べる方法が流行しています。
「ネズミ駆除」に関する動画も数多く投稿・配信されており、動き付きでネズミ駆除の成功例や失敗例を知ることができるのです。
ネズミ駆除についての動画の中には害虫駆除の専門家が撮影したものも含まれており、プロの手によるネズミ駆除の様子やテクニックを動画で知ることができます。
ネズミ駆除の動画を見ることによって「プロの手によるネズミ駆除がいかに有効であるか?」「プロ目線で正しいといえるネズミ駆除の方法はどのようなものか?」を知ることができるのです。
この記事では、YouTubeに投稿されている動画のうち、ネズミ駆除に関して参考になる動画を10個ほど紹介します
ネズミ被害に悩んでおり、プロに駆除を依頼しようか、自力で駆除しみようか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
プロのネズミ駆除動画5選
プロの手によって行われるネズミ駆除、5つの動画それぞれの押さえるべきポイントをまとめています。
プロ駆除業者の『ねずみ駆除』密着レポート
参考
業者URL:https://miyazaki0264.com/
- ・ネズミ駆除30年の実績を持つベテラン業者によるネズミ駆除
- ・実際にどこからネズミが侵入している可能性があるのかを説明している
- ・進入経路封鎖の重要性及びその難しさを解説
- ・素人にはネズミ駆除は難しいと解説
- ・ネズミの習性を熟知した作業内容
- ・ネズミが罠にかかる期間を解説
「有限会社ミヤザキ」は昭和56年創業の害虫駆除業者であり、動画で作業と解説をしている人は同社の代表です。
ネズミ駆除は知識だけでは有効な手立てを実践することが難しく、その道30年というベテランならではの作業を見せています。
使用している道具はあまり専門的なものではなく「素人でも道具さえあればできるのでは?」と思われるかもしれませんが、そこはやはり培ってきた経験と知識が生きる分野でもありますので、そう簡単なことではありません。
動画自体はダイジェスト形式であり、重要な作業の部分だけをまとめてわかりやすい解説と一緒に見やすい動画となっています。
トリプルエーのねずみ駆除の流れ
参考
業者URL:https://nezumi-a3.com/
- ・ネズミ駆除業者の調査の様子がよくわかる
- ・ラットサインについての解説がある
- ・業者の手による粘着テープの仕掛け方がよくわかる
- ・駆除後の清掃および消毒作業の大変さがよくわかる
- ・業者の手による侵入経路封鎖の作業内容がよくわかる
- ・調査から施工までの一連の流れがわかる
「AAAメンテナンス株式会社(ネズミ駆除ザウルス)」は、年間で500件以上のネズミ駆除の施工実績を持つ駆除業者です。
動画では「ネズミ被害の調査」から始まり、「駆除後の消毒作業」までの一連の作業内容をダイジェスト形式で公開しています。
この動画を見ると、いかに業者の手によるネズミ駆除が本格的であり、作業終了までに時間と手間がかかるかがよくわかります。
特に「駆除後の清掃作業および消毒作業」については、住人の健康被害を考慮すると徹底的に実施しておくべきであり、噴霧器などの専用の道具も登場することから本格的な作業は素人には難しいことがわかります。
【ネズミの侵入】 ネズミ駆除動画 ネズミ侵入の瞬間 みなさんが思っている以上に細かい隙間から
参考
業者URL:http://www.fujikankyo.jp/
- ・ハツカネズミが侵入するために必要な隙間が小さいことがわかる
- ・進入経路を封鎖するタイミングが重要であることがわかる
- ・警戒心の薄いハツカネズミでも簡単には罠にかからないことがわかる
駆除の動画とは少し毛色が異なりますが、「ハツカネズミ」が建物内に侵入する様子が映されています。
ハツカネズミの特徴の1つはその「体長の小ささ」であり、一般的に日本で発生するネズミ被害の原因となる3種類のネズミの体長は以下のようになっています。
- ・ハツカネズミ:6~10㎝
- ・クマネズミ:18~24㎝
- ・ドブネズミ:22~26㎝
こうして比較してみると、「クマネズミ」や「ドブネズミ」と比較すると、ハツカネズミの体長は2分の1~3分の1ほどしかないことがわかります。
クマネズミほど被害が頻発するわけではありませんが、「こんな小さな隙間なら、ネズミは通れないだろう」と油断しているところからハツカネズミは侵入できるのです。
基本的にクマネズミと比較するとハツカネズミは警戒心の薄い種類ではあるのですが、粘着シートを敷き詰めても簡単にはひっかかってくれないことも、動画を見るとよくわかります。
ねずみ対策の仕方【コメリHowtoなび】
参考
業者URL:https://www.komeri.com/top/CSfTop.jsp
- ・ネズミの習性についての解説がある
- ・粘着シートの正しい使い方がわかる
- ・ハウス型粘着シートのメリットがわかる
- ・粘着シート以外のネズミ対策グッズの基本がわかる
- ・ネズミ用の忌避剤の使い方がわかる
駆除業者とは異なりますが、大手ホームセンター「コメリ」が公開しているネズミ対策に関する解説動画です。
自力でのネズミ駆除を行うための方法のうち、「粘着シート」と「忌避剤」の使い方を中心に、ネズミ対策グッズの基本的な使い方や特徴などを解説しています。
こうしたグッズはホームセンター等で購入でき、正しい使い方をすれば素人でもある程度のネズミ駆除は可能です(できればプロに依頼したいところですが、被害が小さければ自力でも可能かも?)。
ネズミの習性を理解したうえでのネズミ駆除の重要性が良くわかる動画であり、粘着シートなどを使用する前にぜひともチェックしておきたい動画です。
飲食店・厨房でのねずみ駆除|ネズミイチコロ
参考
業者URL:http://www.kkjet.co.jp/index.php
- ・電気ショックでネズミ駆除する装置「ネズミイチコロ」の実験動画
- ・ネズミイチコロは死骸が行方不明にならない
- ・ネズミイチコロはネズミを自らの手で殺す必要がない
- ・ネズミイチコロは基本的に人間には無害
- ・誘引剤の重要性がよくわかる
この動画では「ネズミイチコロ」という、独自のネズミ駆除用のグッズについて紹介しています。
一般的にネズミを駆除する方法は「粘着シート」や「毒エサ」なのですが、これは「電気ショック」によって即死させているようです。
ネズミ駆除業者の中にはこうした「その業者固有のネズミ対策グッズ」を使用するケースもあります。
また、1つ目の動画でも触れていましたが、ネズミを罠にかけるためには「誘引剤」の効果が極めて重要であることがわかります。
ネズミは警戒心が強く、環境の変化や異物に対して強い警戒を示すので、通常であれば罠にもかかりにくいのです。
誘引剤を使用することでネズミを引き付け、罠に誘導して駆除することをおすすめします。
ネズミ駆除の失敗事例動画5選
次に、プロではない素人が実践した「駆除に失敗した事例」の動画を5つ紹介し、それぞれ何がいけなかったのかについて押さえるべきポイントをまとめました。
ねずみが粘着シートに引っかかる”瞬間”
参考
- ・粘着シートを1枚しか使用していない
- ・粘着シートの中央にエサを置いている
- ・粘着シートを床の中心に置いている
この動画では、一応、ネズミを1匹粘着シートに捕獲することに成功しています。
しかし、上記のように「粘着シートを1枚しか設置していないこと」や「以下の中心に置いていること」などが問題です。
特に前者は大きな問題であり、今回は偶然ネズミを捕まえることに成功していますが、基本的に粘着シートは数枚1セットで使用することが重要であり、1枚だけ設置しても捕まえることは難しいでしょう。
また、ネズミは「壁沿いに移動する」という習性があるため、動画のように床の中心部分に設置するのではなく、ネズミの移動経路となる壁際に数枚設置するのが正しい設置方法となります。
動画ではエサを設置してネズミをおびき寄せようとしているようですが、実は粘着シートの内側に誘引用のエサを設置してもあまり効果がないのです。
ネズミは警戒心が強いので、仮に好物を設置しても周囲の粘着シートを警戒してなかなか近づきません。
どちらかといえば「誘引用のエサまで移動する経路に粘着シートを設置する」ほうが効果が表れる可能性は高いでしょう。
ねずみ捕獲失敗
参考
- ・近くに人の気配が多すぎる
- ・進入経路が明確であればもっと有効な手段はある
この動画は「ネズミを捕まえる様子を目撃しようとしている様子」を映しているのでしょうか、やたらと人の声が聞こえてきます。
基本的にネズミは夜行性であり、住人が寝静まってから行動を開始します。
動画を見るだけだとわかりにくいのですが、部屋の隅の壁に穴が開いていて、そこからネズミが侵入していることが明確であると判断しているのでしょう。
進入経路が明確になっているのであれば、もっと有効な手段でネズミを捕獲することは難しくないと思われます。
今回使用しているのは、いわゆる「かご式捕獲罠」と呼ばれるものであり、中のエサに食いつくと仕掛けが作動して蓋が閉まり、ネズミが出られなくなる罠です。
残念ながら入った後にエサに食いつかなかったため、仕掛けが作動しなかったようですね。
粘着シートであれば、上を通るネズミをほぼ確実に捕らえることができるので、どちらかといえば粘着シートを使った方がよかったでしょう。
【築地の闇】ネズミ取り10枚を築地市場に設置して1日後回収したら驚きの結末が・・・!?
参考
- ・粘着シートを散発的に設置している
- ・ネズミの習性を把握しているとは考えにくい設置方法
- ・そもそもネズミがどれだけいるのかわかっていない状態
築地市場が移転するにあたって、東京都がネズミ駆除を行ったことはテレビやネットでニュースとしてとりあげられていましたね。
その効果のほどは明確ではありませんが、この動画を見ると相応の効果があったのでしょうか。
さて、そのあとに粘着シートをしかけたとしても、そもそもネズミがいるのかどうかわからないケースで、しかも散発的に粘着シートを設置しているため、あまり本格的な駆除作業とはいえません。
粘着シートが数枚行方不明になっていますので、掃除の人が勝手に片付けてしまったのでしょうか?
同居人や出入りなどで関係する人の多い建物でネズミ駆除を行う場合は、それらの人に相談して協力をとりつけ、ネズミ駆除の邪魔になるようなアクションをされないようにしておく必要があります。
ネズミvs無職!さすがに家賃3万のアパートでも害獣は駆除したいやろ
参考
- ・粘着シートを設置してから頻繁にチェックしている
- ・粘着シートを設置してから時間が経過していないのに成果があると期待しすぎている
- ・粘着シートにエサを設置している
- ・粘着シートの使用枚数が少ない
この動画のケースでも粘着シートの使用枚数や使用方法に問題があるように思われます。
使用している粘着シート自体は多くの情報サイトでおすすめされている商品ではあるのですが、できれば数枚単位で一緒に使用して捕獲成功率を高めたいところです。
このケースで問題なのは「設置してから捕獲できるまでに時間はかからないだろう」と思っているであろう点です。
設置から数時間で捕まるわけはありませんし、数日でも短いくらいです。
ネズミは警戒心が強いので数週間単位で様子を見守らなければなりません。
この動画のケースで評価できるポイントは「管理会社に相談したこと」です。
集合住宅や賃貸物件の場合、自宅内で発生したネズミ被害を管理会社や大家に相談すれば、何らかの対応をとってくれる可能性があります。
業者を呼ぶ費用を負担してくれるなどの対応をとってもらえますし、駆除作業において発生する工事などの相談も一緒にできるので手間を省くことができます。
[15KHz]モスキート音 6時間 #034
参考
- ・超音波はネズミを遠ざける効果がある
- ・超音波は人には聞き取れないが、ペットには悪影響が出る可能性がある
- ・ネズミは最終的に超音波に慣れる
- ・再生する条件によっては全く効果を発揮しない可能性も
ネズミ対策グッズの中には「超音波」を利用するものがあります。
超音波とは、人間には聞き取ることができない周波数の音のことであり、この動画のように15KHz(15,000Hz、Hz=ヘルツ、周波数の単位)だと人間にははっきりと聞き取ることができないと考えられます。
ネズミの可聴域(聞き取ることができる周波数の範囲)は人間よりも広いため、ある程度の音圧の超音波を出し続けるとネズミは不快な環境になって逃げだす可能性があります。
しかし、パソコン動画やスマホアプリの場合だと、音圧が不十分な視聴条件に設定している可能性や、音響装置の問題で超音波が十分な効果を発揮しない可能性があります。
なお、ネズミは同じ周波数の超音波に対して最終的に慣れてしまい、戻ってくる可能性がありますので、超音波を利用するのであれば市販の「周波数を変えられる超音波発生装置」を利用することをおすすめします。
動画で見るネズミ駆除を成功させるためのポイント
ここまで見てきた動画からわかる「ネズミ駆除の成功率を高めるポイント」は以下の5つです。
- ・ネズミの存在を放置しない
- ・ネズミの習性を把握する
- ・罠は複数仕掛ける
- ・罠を設置してからすぐに効果が表れるとは考えない
- ・駆除後は消毒作業と侵入経路封鎖を徹底する
ネズミの存在を放置しない
基本中の基本ですが、ネズミがいることがわかったら可能な限り速やかに行動するようにしましょう。
放置すればさまざまなものをかじられ、最終的には健康被害すらもたらしてしまう可能性があります。
ネズミの習性を把握する
ネズミをしっかりと駆除するためには、ネズミの習性や行動内容を把握して、それに適した方法で作業する必要があります。
例えば粘着シートは「壁際を埋める」「複数枚使用する」といった基本的な使用方法を徹底しましょう。
罠は複数仕掛ける
前述のとおり、ネズミを駆除するための罠はできるかぎり数多く仕掛けておくことをおすすめします。
警戒心の強いネズミも、罠の個数が増えれば行動範囲が狭まり、短期間でも罠にかかってくれる可能性を高めることができます。
罠を設置してからすぐに効果が表れるとは考えない
ネズミを駆除するための罠を設置しても、すぐに効果が表れるとは思わない方が良いでしょう。
警戒心の強いネズミが警戒心を緩めて罠にかかってくれるまで、根気強く待ち続けるのです。
ただし、何週間経過しても全く奏功しない場合は何か問題がある可能性があります。
- ・罠の設置方法に問題がある
- ・罠の設置場所に問題がある
- ・罠の種類や品質に問題がある
- ・そもそもネズミがいない
駆除後は消毒作業と侵入経路封鎖を徹底する
ネズミを駆除し終えたら、被害の拡大と再発を防止するために以下の作業を行います。
- ・清掃作業(ネズミの排泄物や巣などを撤去)
- ・消毒作業(ネズミの糞尿にも病原菌は含まれている)
- ・進入経路の封鎖(怠ると他のネズミに侵入されて元の木阿弥になる)
徹底的に行う場合はなかなか手間と費用がかかりますので、駆除も合わせて業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
今回は、YouTubeに投稿されているさまざまな「ネズミ駆除に関する動画」を見ることで、いかにネズミ駆除が難しいか、適切な方法は手間がかかるかを理解できたと思います。
自力でのネズミ駆除は費用を節約できる一方で、動画で見るような失敗リスクが高まりますので、ネズミ被害が拡大することでかえって損をしてしまう可能性があります。
ネズミ被害を確実に、簡単に解消するためには、ネズミの習性を把握してそれに則った方法で駆除作業してくれる業者に依頼するのが一番です。
費用面で気になるところはあると思いますが、ネズミ被害を放置することで発生する被害を考えれば、そこまで高すぎる出費になることもないのではないでしょうか。
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