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ネズミの寿命ってどれくらい?ネズミ被害を放置できるかどうか

ネズミ
2019.03.25

世の中、生きている動物には必ず「寿命」が訪れます。その観点から見ると、ネズミによる被害に対して積極的に対処せず、小さい命の寿命を待つ選択肢も有効に思えるかもしれません。そこで、ネズミの寿命について解説します。

 

ネズミの寿命

日本に生息する野生のネズミは、短いもので1年程度、長いものだと3年の寿命を持つといわれています。しかし、実際のネズミの一生はこれよりも短いことが多いです。

理由はいくつかありますが、例えば「エサが無い」ことです。エサを見つけられないと、ネズミは数日で死んでしまいます。常にエサを見つけられるわけではないので、飢え死にしてしまうネズミも少なくありません。

また「天敵に襲われる」ことも短命の理由です。ネズミは小さな生き物なので、中型動物や鳥類、猛禽類の標的にされてしまいます。他にも「ネズミ同士で争う」ことも理由として挙げられます。

このように、ネズミはさまざまな理由で命を落とします。寿命を全うできる個体は、さほど多くないでしょう。

短命なネズミを放置できない理由

さて、さまざまな理由で短命であり、長くても3年で寿命を迎えるネズミであれば、仮に建物内で見かけたとしても放置して問題ないように思われるかもしれません。

数年我慢すれば勝手に死んでしまうのであれば、お金と手間をかけて積極的に駆除する必要はないと感じるかもしれませんが、それは大きな間違いです。

ネズミは短命な分、繁殖力の高い生き物です。「ネズミ算」という言葉があるようにネズミは高い繁殖力を持ち、種類により異なりますが年間で数十匹の子どもを産むことができるといわれています。

また、ネズミは生まれてから数か月(早ければ1か月程度)で繁殖が可能になるので、繁殖する可能性は極めて高いといえます。

ネズミ単体は確かに早死にする生き物ではあるのですが、繁殖力が高いので数年経過してもネズミ被害が無くならない可能性の方が高いのです。

ネズミを見かけたら早目に対処を

自然にいなくなるのを待つことが現実的ではない以上、ネズミを見かけたら積極的に駆除に乗り出す必要があるということになります。下手をすれば建物内で巣を作って繁殖を繰り返し、大規模なネズミ集団に成長する可能性もあるのです。

ネズミによる被害は、建物内のさまざまなものをかじられ、食べ物を奪われ、病原菌を運んでくるなど、さまざまな被害が考えられます。そうした被害を最小限に食い止めるためには、ネズミを駆除し、侵入経路を封鎖し、消毒する必要があります。

完璧に作業するのはなかなか苦労しますので、業者に依頼するのがオススメです。

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天田 聡

大手の害獣駆除会社を経て現職へ。Web担当ではありますが現場仕事も大好き。趣味は猫カフェ巡り。

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