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ネズミの大好きなエサを用いた駆除方法とは?罠や毒エサでネズミを駆除するやり方
- ネズミ駆除の豆知識
- 2019.06.30
自宅に現れたネズミに対して、どのような手段で駆除するのかは非常に迷いますよね。
ネズミはすごく賢い動物であるため、たとえば粘着シートを複数設置したとしても設置場所を工夫しないと、なかなかトラップには引っかかってくれません。
ここでは、ネズミ駆除に長年の実績のある弊社が、賢くなったネズミに対して、ネズミの大好きなエサを毒エサに混ぜる、又は罠に設置することによって捕獲する方法をご紹介致します。
漫画やアニメなどでは、チーズなどが好物として知られるネズミですが、実際のネズミは、非常にたくさんの好物があります。
それらの好物をうまく活用することで、効率の良い駆除につなげていきましょう。
目次
ネズミをおびき寄せるエサはネズミの種類によって異なる
漫画やアニメの世界では、チーズを好物としているネズミですが、実際のネズミは雑食性で、基本的に食べられるものであれば、なんでも食べてしまいます。
穀物類や、果実、魚介類、お肉などありとあらゆるものがネズミのエサの対象になり得るのです。
とはいえ、ネズミにも種類によって好物のエサが異なりますので、ここでは種類ごとのネズミの好物となるエサについてお届けします。
クマネズミの好物となるエサについて
クマネズミは、体長が15〜22cmと非常に小柄なネズミの種類です。特徴としては、鼻先が尖っており、耳が大きく、全体的に体毛が灰褐色という見た目。
クマネズミの好物となるエサについてですが、主に「米」、「イモ類」、「チーズ」、「ソーセージ」などの加工食品などが代表的です。
もちろん、空腹時には食べられる物であればなんでも口に入れます。基本的に、どのネズミもチーズやソーセージなどの加工食品は大好きなエサとなります。
ハツカネズミの好物となるエサについて
ハツカネズミの特徴は、体長が5〜10cmと日本に生息するネズミの種類の中では、非常に小柄なネズミに該当します。
見た目の大きさで判断すると、ちょうどハムスターのようなイメージです。
体毛は、黒色や褐色、灰色や白とさまざまで、カビに近い臭いを放っています。他のネズミと異なる点は、体色だけでなく、耳の大きさが非常に大きいのも特徴と言えるでしょう。
ハツカネズミの肝心の好物となるエサですが、「植物の草や種子」、「チーズ」、「ソーセージ」等の加工食品などが挙げられます。
クマネズミとは植物の草や種子という点で、若干好きなエサが異なりますね。
ここでもチーズやソーセージが出てきましたが、どのネズミも基本的は加工食品が大好物。
ドブネズミの好物となるエサについて
ドブネズミの特徴ですが、日本におけるネズミ被害の中では、最も体長が大きく18〜30cmほどの大きさがあります。
見た目は、子猫ほどの大きさがあるため、自宅でこのサイズのネズミを見ると、そのサイズ感にびっくりされる方も多いです。
体色は、黄色がかった灰色で、鼻先は丸く、尻尾がやや短めなのが特徴的。
ドブネズミは、日本に生息するネズミの中でも体長が大きいことから、ほかのネズミよりも多くのエサを摂取しなければならず、一度に多くのエネルギーを供給できるエサが好物です。
具体的には、「獣肉」、「魚介類」などの動物性たんぱく質を多く含むエサが好物といえます。
また、ドブネズミはその名の通り、ドブや排水溝などの湿気の多い場所に生息しているため、私たちに紛れ込み生ゴミをあさりエサを確保しています。
ネズミの好物のエサを利用した駆除方法について解説!
前章では、それぞれの種類に応じたネズミの好物に焦点を当てて、どのようなエサを好んで食べるのかお届けしました。
ここでは、それらのエサを利用したネズミの駆除方法についてご紹介させて頂きます。
市販の毒エサや罠だけでは不十分な場合もある!
自宅に突然ネズミが出たという場合に、多くの方がホームセンター等で購入した毒エサや粘着シート、罠を利用した駆除を行うかと思います。
確かに、毒エサや罠を使用することで、効率よくネズミを駆除できるのが事実です。
しかし、一筋縄ではいかないのがネズミです。
ネズミの嗅覚は、非常に優れており、毒エサである殺鼠剤の匂いを感知して、罠に近づかないということもあります。
本来ネズミは、臆病で慎重に行動する動物のため、人間が設置した罠を見破ることもできるのです。
そのような警戒心が強いネズミに対処するために、有効な方法がさきほどご紹介したネズミの好物のエサを罠や毒エサに混ぜるという方法です。
即効性のある毒エサをすぐにネズミが食べてくれれば良いのですが、毒エサの匂いを感知し、なかなか食べてくれない場合もあります。
そのようなときに、あらかじめ用意しておいたネズミの好物を毒エサと混ぜておくことで、ネズミが毒エサを食べやすい状況を作るのです。
また、この方法は、毒エサではなくても有効な方法で、たとえば罠だけでなく、その付近に好物となるエサでおびき寄せることもできますよね。
次章からは、毒エサの設置方法について詳しくお届けします。
毒エサの大きさを工夫しよう
ネズミが好きなエサを毒エサに混ぜておびき寄せるためには、毒エサの大きさについて工夫する必要があります。
というのも、ネズミは一度にエサを食べるのではなく、複数に分けてエサを食べる習性があり、同じ場所に何度も食事をしにきます。
このような習性があることから、毒エサを設置するときは、0.5〜1cm程度の大きさに小さい毒エサを用意して、1回につき10〜20個のエサを設置するようにしましょう。
また、好物となるエサも同様に小さくして、毒エサと一緒に設置しておきます。
このような対応を取ることで、ネズミが好物と一緒に毒エサも食べることが狙いです。
繰り返しになりますが、ネズミはとても賢い動物ですので、せっかく罠を設置してもなかなか捕らえることができない場合があります。
できる限りの工夫をして、対応しましょう。
毒エサの設置場所を工夫しよう
毒エサの大きさを工夫した後は、次に毒エサの設置場所の工夫です。
ネズミは警戒心が強く賢い動物のため、毒エサに好物のエサを混ぜ込み、罠を設置しても必ずしも捕らえることができるわけではありません。
というのも、ネズミは毎回同じ場所へエサを求めてやってくる性質があるため、毒エサを設置する場所が、いつもの餌場と異なると、すぐに警戒してエサそのものを食べなくなってしまいます。
そのため、毒エサを設置する前に、自宅に現れるネズミがいつもどの辺りでエサを食べているかを確認しておくことをおすすします。
普段のネズミのエサ場を探し出す方法ですが「ラットサイン」と呼ばれるネズミが通った後に現れる糞や尿、体を擦りつけたような黒い跡を見つける方法があります。
ネズミの尿は茶色のシミのような跡が残りますし、糞の場合には、茶色や黒色の米粒大の大きさが部屋の四隅に散らばっていることが多いです。
また、天井や壁などにねずみが擦りつけた黒い跡がついていることもあります。
基本的にネズミは、臆病な動物ですので部屋の真ん中を堂々と移動するということは少なく、ほとんどが部屋の壁に沿って四隅を移動します。
ですので、部屋の四隅に糞や尿などのラットサインがあり、それらを辿ることでおおよそのエサ場を見つけることが可能です。
なかなかネズミのエサ場を見つけることができないという場合には、次の場所を確認してみてください。
<ネズミのエサ場の代表例>
- 流し台の下
- 食器棚
- 冷蔵庫の裏
- 天井裏
- 床下の収納庫
上記の場所に、ネズミのラットサインがあり、エサとなる物がある場合には、間違いなくそこでネズミがエサを求めてきます。
その場所に、毒エサや好物のエサを設置しましょう。
罠の設置はゲージ式からトライしてみよう!
さきほどまでは、毒エサでネズミのおびき寄せる方法についてご紹介しました。
ここでは、罠と好物のエサを利用した駆除方法のやり方についてお届けします。
まず、ネズミを捕獲する罠ですが、大きく分けて、カゴの中にネズミを誘導して捕らえる「ゲージ式」と、強力な接着剤を利用した「粘着シートタイプ」、さらにはバネでネズミを挟んで捕らえる「バネ式」の3種類が一般的です。
このうち、ネズミを捕獲することがはじめての方には、「ゲージ式」をおすすめします。
その理由は、ゲージ式ですと、四方を網で囲まれているので、万一ネズミが歯でかじろうとしても逃げることができないからです。
たとえば、粘着シートの場合には、捕らえる場所が悪いと、ネズミの足だけが粘着シートに引っかかってしまい、ネズミが足を噛み切って逃げてしまうことがあります。
また、バネ式の罠ですと、強力なバネのため、捕らえることはできるのですが、バネの威力が強力すぎて、周囲に血などが飛び散る恐れがあります。
このような観点から、ネズミの好物となるエサでネズミを捕らえる場合には、ゲージ式をおすすめします。
ゲージ式の罠で好物のエサを利用して捕獲するやり方
それではゲージ式の罠で好物のエサを利用して、捕獲する方法をご紹介します。
ゲージ式の罠の場合も、毒エサの時と同様で、好物のエサを何回かに分けて設置する必要があります。
なお、ゲージ式の罠に設置する好物となるエサですが、ネズミの種類が分からないときは、どのネズミも好物であるパンを用意すると良いでしょう。
パンであれば、どのご家庭でも身近にあり、駆除をするには最適です。
ゲージ式の罠を設置する場所は、前回ご紹介した通り、ラットサインやネズミのエサ場となりやすい場所にあらかじめセットする方が良いです。
ネズミは、普段のエサ場と異なる場所にエサを設置すると、警戒して食べなくなってしまいます。
的確にネズミを捕らえるためには、ネズミの普段のエサ場を割り出すことが必要です。
ネズミの被害が深刻な場合には迷わずにネズミ専門業者へ相談しよう!
ネズミを毒エサや、罠等でおびき寄せて、捕獲するためにはネズミの大好物のエサを利用すると効果的というお話しをしました。
しかし、ネズミに柱や壁を多数かじられている場合や、ネズミの糞や尿が多数あり衛生上の問題が発生している場合、それに加えてネズミの数が非常に多い場合には、ご自身での駆除は難しいです。
このような深刻な被害が発生している場合には、迷わずネズミ駆除の専門業者にネズミ駆除の相談をしましょう。
実績のあるネズミ駆除業者であれば、ネズミの種類や習性を理解し、どのような駆除が適切なのか、現地調査を踏まえてご提案することが可能です。
さらに、かすかなラットサインを見過ごすことなく、ネズミの行動パターンを導き出し、どこにトラップを仕掛けたら良いのか考えてくれます。
ご自身でネズミ駆除を行うと、ネズミの死骸の処理や生きたままのネズミをどのように対処すれば良いのか困ってしまいますし、ネズミの糞や尿のお掃除も大変ですよね。
そのような場合にも、ネズミ駆除の専門業者であれば、死骸を残さずに安全に処分してくれて、腐敗臭のケアも行ってくれます。
完全にネズミ駆除を行った後も、ネズミの侵入口の閉鎖などの作業も行い、徹底的に再侵入防止も対処できます。
まとめ
効率の良いネズミ駆除の方法に、ネズミの好物となるエサを毒エサや罠に設置するという方法がありました。
ネズミは非常に賢く警戒心が強い動物ですので、普段と異なるちょっとした変化も見抜きます。
ネズミ駆除は、行動パターンを分析し、状況に合わせた最適な駆除方法を選択することが重要です。
ネズミ駆除において、少しでもお困りのことがございましたら、弊社にご相談ください。
弊社は、ネズミ駆除の専門業者として全国に営業所を保有しており、9時〜18時までにご連絡を頂けると即日対応も可能でございます。
また、時間外であってもできる限り対応させて頂きます。
ネズミ発生の出張診断や、お見積もりは無料で承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
繁殖力の強いネズミの駆除は、スピードが肝心です。
少しでも放置しておくと、瞬く間に繁殖してしまいご自身では手がつけられなくなってしまいます。
ぜひ、家屋や衛生的な被害が発生する前に、迅速にネズミ駆除の専門業者に相談することをおすすめします。
ネズミの繁殖が確認されず、ご自身で駆除を行う場合には、今回ご紹介した方法を活用してみてください。