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ねずみの糞の大きさでねずみの種類やサイズを把握しよう!糞の取り扱いは要注意
- ネズミ駆除の豆知識
- 2019.04.30
ねずみが自宅にいることをねずみの糞によって発見することがあります。
ねずみの糞は、ねずみの種類によっても大きさや形に若干の違いがあり、ねずみ駆除業者になると糞を見ただけで、ある程度のねずみの大きさや種類を推測できます。
ここでは、ねずみの糞の取り扱いやねずみの糞の大きさでねずみの種類やサイズを把握する方法をご紹介します。
ねずみの糞をカメラ等で撮影し、ねずみ駆除業者に連絡すれば、迅速な駆除につながりますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ねずみの糞の取り扱いには十分な注意が必要!
家の床下や、フローリング、柱や壁の片隅にご飯粒のような黒いものが落ちていることはありませんか?
実はこれがねずみの糞になります。形は、まん丸というよりは細長く、色は黒や灰色がかったこげ茶色をしています。
ねずみの糞に代表されるように、ねずみが残した痕跡を「ラットサイン」と言います。
このように、ねずみの糞を見つけたら、確実にねずみが住宅に住み着いている証拠ですので、速やかに駆除に移りましょう。
なお、ねずみの糞の取り扱いには厳重な注意が必要です。その理由を次章にて詳しく解説致します。
ねずみの糞には多くの病原菌が。
ねずみの糞を発見したら、衛生面の問題から一刻も早く取り除きたいですよね。特に、ねずみの糞が普段使用する台所や、トイレなどから発見された場合はなおさらです。
しかし、その判断は待って下さい!
実は、ねずみの糞には多くの病原菌が潜んでいるため、絶対に素手で触れてはいけません。
以下は、ねずみの糞に存在する主な病原菌と病原菌によって引き起こる病気についてまとめたものです。
ねずみの糞に含まれる病原菌 | ハンタウイルス・サルモネラ菌 |
糞の細菌によって引き起こる病気 | 腎症候性出血熱・ハンタウイルス肺症候群・食中毒・腸チフス・パラチフス・腎不全・髄膜炎 |
ねずみの糞によって引き起こる病気の中には、「ハンタウイルス肺症候群」という現代医学をもってしても治療法そのものが発見されていない非常に危険な病気が存在します。
間違っても素手で触れることがないように十分に注意しましょう。止むを得ず、ねずみの糞に触れる場合には、「ゴム手袋」や「マスク」を着用し、水拭きをし、消毒をすることも忘れないでください。
また、糞の処理方法に困っている場合は、無理に処理をせずねずみ駆除業者に連絡をしましょう。駆除業者であれば、迅速に安心・安全な方法でねずみの糞を処理することが可能です。
また、ねずみの糞よりもやっかいなものが「ねずみの尿」です。
白い壁などに尿が付着している場合には、茶色がかったシミがつくためすぐに認識できるでしょう。
また、糞とは比べものにならないくらいねずみの尿のにおいは強烈で酸っぱいような刺激臭がします。
尿を放置しておくと、時間の経過と共に雑菌が繁殖しますから、こちらも注意が必要です。専門業者に依頼して、迅速に処理しましょう。
ねずみの糞を見つけたらまずはカメラで撮影しよう
ねずみの糞を見つけた場合、衛生面からすぐに処理をしたい気持ちはわかりますが、糞や尿のあった状況をカメラで撮影しておき、ねずみ駆除の専門業者に渡しておくとそれらの情報から、ねずみの種類や状況を把握してもらえますね。
少し手間かもしれませんが、その後のねずみの居場所の特定や迅速な駆除のためには重要なことです。
ポイントとしては、糞だけでなく、糞があった場所の周囲全体をカメラで撮影しておきます。
こうすることで、ねずみの侵入経路の特定につながりますし、侵入経路を特定できれば、隙間や穴を塞ぎねずみが侵入しない予防策を講じることが可能に。
業者によっては「糞や尿などがあった場合、処理せずにそのままにしておいて下さい」と案内されることもあります。
糞や尿の存在は、それほどねずみ駆除の手がかりになるのです。
ただ、糞や尿の場所によっては迅速に処理しないと不衛生な場合もありますので、迅速に駆除業者に連絡をした上で、処理をしましょう。
ねずみの糞の大きさでねずみの種類やサイズが把握できる
ここでは、ねずみの糞の大きさによってねずみの種類やサイズを把握する方法をご紹介します。
以下の表が、ねずみの糞の大きさによるねずみの種類になります。
種類 | ドブネズミ | クマネズミ | ハツカネズミ |
糞の大きさ | 10〜20mm | 6〜10mm | 4〜7mm |
糞の形 | 均一でやや丸い | 細長くて不揃い | 端が尖っている |
このように、糞の大きさである程度ねずみの種類を把握することが可能です。また、糞の形状も若干異なるので、たとえばカメラで撮影できない場合でも、ねずみ駆除業者に連絡をする際は、メモをしておくと迅速な駆除につながるでしょう。
ちなみに、表には掲載していませんが、ゴキブリの糞は大きさ1〜3mmほどで、どのネズミの糞よりも小さいです。形状は、まん丸なので、区別はしやすいでしょう。
また、ねずみの体長ですが、ドブネズミが最も大きく約20〜25cm、クマネズミが約15〜20cm、ハツカネズミが約5cmとなっています。
糞の場所でもねずみの種類を把握できます
糞の大きさでもねずみの種類を把握できますが、そのほかにも糞の場所でも同様に把握可能です。
たとえば、湿気の多い場所に糞があった場合には、ドブネズミの可能性が高いです。ドブネズミは、体長が大きいことから高い場所へのぼることが苦手です。
ですので、湿気の多い台所やトイレ、床下などの低い場所を好みます。
また、ハツカネズミの場合には体長も小さく身軽な性質がありますので、高い場所へも平気で移動できます。
積み上げた荷物の上や、二階の柱、倉庫や物置などで糞があるとハツカネズミの可能性が高いです。
クマネズミの場合は、動き回りながら糞をする性質があるため、あちこちに糞が散らばっていることが多いです。
まとめ
ねずみの糞は人体に害を及ぼす病原菌を多く含んでいます。繰り返しになりますが、絶対に素手で触れず処理をする場合でも、ゴム手袋や消毒を欠かさずに行いましょう。
また、処理に不安がある場合にはねずみ駆除業者に依頼するのも良い方法です。駆除を依頼する際は、糞の特徴や撮影が可能な場合は、証拠を残しておくと、その後の居場所の特定までスムーズです。
弊社では、ねずみ駆除に長年の実績があり、糞の処理や現地調査も迅速に対応可能です。
9時〜18時の間にご連絡頂ければ即日対応も致しますので、ぜひお気軽にお申し付けください。また、時間外であっても可能な限り対応させて頂きます。