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【ねずみ退治】ねずみに効果的な予防方法とは?ねずみが嫌う家の特徴をおさらい

ネズミ駆除の豆知識
2019.04.30

隣接する住宅でも「ねずみが出る家、出ない家」があるのはどうしてでしょうか。

みなさんは考えたことがありますか?

実は、人間と同じようにねずみにも「住みやすい家」、「住みにくい家」があります。

もしあなたの住宅にねずみが出現しているとすると、それはねずみにとって居心地の良い環境である可能性が高いのです。

ここでは、ねずみ退治に効果的なねずみが住みにくい家にする予防方法についてご紹介します。

ねずみそのものを寄せ付けない家づくりとは、どのような特徴があるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

環境的防除でねずみを効果的に予防する!

ねずみが住宅に侵入するとさまざまな被害が発生します。ですので、できる限り住宅に侵入する前に対策を講じたいですよね。

そのような場合におすすめなのが「環境的防除」という考え方です。

防除とは、生物によって被害が生じないようにコントロールをする方法のことですが、この防除には以下のような種類があります。

化学的防除 薬品等を用いて、生物を駆除または予防する
物理的防除 捕獲器や罠を用いて、生物を駆除または捕獲する
環境的防除 生物に都合の悪い環境を構築し、生物の侵入や繁殖を抑制する

 

環境的防除とは、このうち生物にとって都合の悪い環境を構築する方法により、生物の侵入や繁殖を抑制することです。

ねずみが発生しないような環境をつくり出すのが目的で、ねずみを寄せ付けないという狙いがあります。

ねずみ自体を駆除しても、ねずみが住みやすい環境では、再び侵入されてしまいますから、非常に重要な考え方です。

ねずみが嫌う家をつくり出すには?その特徴

環境的防除を実行するためには、何が重要なのでしょうか。

ここでは、環境的防除を構築するためのねずみが嫌う家づくりの特徴をご紹介します。

ねずみが侵入しない環境を整えるには、家そのものが「ねずみが嫌う家」にすれば良いのですが、ねずみが嫌う家とはどのようなものなのか気になりますよね。

その謎を紐解く鍵を握るのが、ねずみが好きな家を把握することです。

ねずみが好きな家とは、以下のような家になります。

ねずみが好きな家

  • ・食べ物がむき出しになっているような家
  • ・安全で暖かい場所がたくさんある家
  • ・巣作りがしやすい家

 

ねずみが好きな家とは真逆の家づくりをすることで、ねずみを寄せつけない予防に効果的です。

次章では、さらに具体的にみていきましょう。

ねずみが嫌う家をつくり出す!具体的な予防方法とは

ではねずみが嫌う家をつくり出すための効果的、具体的な予防方法についてみていきましょう。

食べ物が入手しづらい家をつくる

仏壇のお供え物、果物やそのほかの食品をむき出しのままテーブルに置いている場合はありませんか?

実は、ねずみが住宅に侵入する場合の一番の理由が「食べ物」です。

つまりむき出しの食べ物をなくすだけでも、ねずみが侵入しにくい住宅に予防することが可能。

テーブルに置きっぱなしの食品がある場合には、食品を放置せず容器や密閉できる戸棚にしまっておきましょう。

また、食品をしまう容器ですがダンボールやビニール袋ですと、ねずみが噛み砕いてしまうためおすすめできません。

そのほか、鉢植えなどの植物もできる限り置かないことが予防の第一歩になります。

ねずみは、小さい体で激しく動き回るため、1日に体重の1/4〜1/3もの餌を必要とします。

これは、クマネズミ(体重100〜200g)であれば、35g〜50gの餌を食べる必要があり、むき出しの餌がある住宅は、ねずみにとっては食堂のようなものです。

逆に言えば、食品を調達できない住宅は、ねずみにとっては価値が低い住宅として予防効果も高いですよね。

ぜひ、ねずみを寄せつけないように、食品管理を徹底しましょう。

巣作りがしにくい家にする

ねずみが住宅に侵入する目的には、餌を探す目的のほかに「巣作りをするため」に侵入します。

巣作りをするためには、巣のもとになる巣材が必要です。特に住宅で巣材になり得る素材が「紙」・「布」・「わら」・「ビニール」・「木材」・「ダンボール」などです。

これらの素材をかき集めて、人間に見つからない天井裏などに持ち込み、敷き詰めることで快適な巣作りをします。

つまり食べ物と同じように、巣のもとになる素材をねずみに見つからないようにすることがねずみ侵入の最大の予防方法となります。

具体的には、衣類のほか、タオルやシーツなどの布製品はきちんと棚や引き出しに収納する。

収納する場所は、蓋がついているプラスチックケースにする、押入れやタンスにしまう際は、できる限り隙間をなくすなどが必要です。

不要な紙類や、布類は放置しないなどねずみの巣に使われてしまう素材には気を使いましょう。

ねずみ自体が入り込めない家にする

家の中にねずみが狙う食品をきちんとしまう、ねずみの巣に使われそうな素材をきちんと管理することが大切ですが、それ以前にねずみが侵入しづらい家づくりをすることも重要。

というのも、家の中にねずみが住みやすい環境がなくても、自然にふらっと入り込むことがあります。

ですので、ねずみが入り込みやすいような家の隙間や穴はふさいでおくと良いでしょう。

弊社は、ねずみ駆除サービスを展開しておりますが、これまで駆除をした事例の中にトイレの排水管の隙間から住宅に侵入したネズミがおりました。

隙間にして、1.5cmほどですが子ねずみであったため、侵入されてしまったのです。親ねずみであっても、2.5〜3cmの隙間があれば軽々と侵入してしまいます。

このように住宅には、ねずみが侵入しやすい穴や隙間が至るところにあるため、それらをホームセンター等で市販されている物を利用して、塞いでおきましょう。

ねずみが侵入しやすい経路については、「トイレの排水管」や「屋根の隙間」、「エアコンの排水ホースの導入部」、「換気扇」などがあります。

さて、ねずみが侵入しやすい穴を塞ぐためのホームセンターで役に立つ商品についてご説明します。

 

品物 用途
金網 通気口に貼る。屋根の下と外壁の間の隙間に折って差し込む。
スチールたわし 小さな穴や隙間に詰めてふさぐ。雨戸の戸袋もふさげるので便利。
パンチングパネル(小さな穴の開いた金属の板) 換気扇などの表面に貼る
不燃性のパテ、モルタル エアコンの排水ホースの導入部や配管の貫通部分、壁のひびわれを埋める。

 

このように、ホームセンターの市販品でも十分ねずみ対策は可能になります。

しかし、慣れていないことで「どうしたら良いのかわからない」という場合には、ねずみ駆除業者に依頼すると良いでしょう。

ねずみ駆除業者の場合には、ねずみ対策専用の金網等を使用して綺麗に穴や隙間を塞いでくれますよ。

まとめ

ねずみを駆除しても、ねずみが住みやすい環境があれば再びねずみはやってきます。一番有効な防止策は、ねずみが入り込まない住宅をつくることです。

ぜひ、今回ご紹介した対策を実施して、ねずみが嫌う家づくりや、予防方法を行なってみてください。

また、弊社はねずみ駆除のスペシャリストとして、「ねずみの侵入口の閉塞」なども1箇所3,000円から承っております。

もちろん「出張診断」や「お見積もり」は無料でご対応可能でございますので、お気軽にねずみ駆除に関するお悩みをお聞かせください。相見積もりのご依頼もお任せください。

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渡辺智

ネズミメンテナンスの記事担当。 もともとIT企業でバリバリホームページ等を制作していたが体調壊して転職。現在はネズミメンテナンスのWeb周り全般を管理しています。 好きなものはお酒。

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